木工機械 手押しカンナ盤のローラーの調整をしました
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手押しカンナ盤の送りローラーの調整をしました
中古の手押しカンナ盤を1年以上前に購入しましたが、購入したカンナ盤が現状未整備品であったため細かい調整がされていない物でした。格安だったので仕方がないです。
購入してすぐに試し削りしましたが、ガタガタでうまく削れないばかりが、機械自体のパワーがあり材料の入れ方が悪いと吹っ飛んできそうな調整の悪さでした。これはきちんと調整しないと危険と感じ、なかなか調整まで至らず放置していました。
来年年始から大量に製材する予定があり、ようやく使える機械に調整しようと思いました。
調整は意外と簡単
機械屋さんにお願いしないとと思いましたが、出張で来てもらう為けっこう費用がかかると思われます。ネットで調整方法を調べたところいろいろ紹介しているサイトやyoutubeが出てきました。それらを参考に調整してみました。
錠盤のローラーの調整
下の錠盤にローラーが2個付いています。そのローラーの頭がローラーより0.2ミリ〜0.4ミリが理想の様です。
本当はシックスネスゲージを使って隙間を見るのですが、持っていないので金尺を当てて光を透かして確認しました。
古い機械なのでそもそもの錠盤のヘタリもあるので、この辺りを勘で作業しました。まずまず出ていると思います。
ローラーの調整をしていきます
先ず送りのローラーや受けのローラーを刃より高い位置に持ち上げます。
カンナ盤の上部、ローラーの両端の真上辺りに調整ネジがあります。
自分の機械の場合、参考にした物よりも簡単で、調整ネジがノブの様になっており簡単に手で締められる機構になっています。
上のナットを緩め下の丸いノブを時計回しに回しローラーを持ち上げます。
持ち上げる位置はカンナ胴より高い位置です。
2枚の板を用意します
カンナ胴の刃がセットしている部分が真下になる様に何となくセットし、同じ厚みに削った板を2枚用意します。
その板を錠盤の左右に乗せて刃に当たるくらいまで錠盤を持ち上げます。
刃に当たったら上のネジを緩めローラーを下げていきます。
板に当たったら刃と同じ高さになるのでその位置でナットを締めます。
4カ所同じ事をします。これで完成!
試し削りした所、以前は途中で止ったりガタガタに削れたりしまいましたが、スムーズに削れる様になりました。
こんなに簡単ならもっと早く調整するべきでした。