墨付けの必須アイテム 松井精密工業 ケガキゲージの使い方
木工の墨付けをする時に、ケガキゲージがあるとかなり作業が楽になります。
組手の家具を制作する際、ホゾや蟻の仕口に正確に墨付けをする必要があります。
その墨付けを効率良く手助けしてくれる道具がケガキゲージです。
WOOD STUDIO KUZE’Sでは松井精密さんのケガキゲージを愛用しています。
精度の良さと使いやすさを紹介したいと思います。
目次
木工の墨付けにとても便利なケガキゲージ
端をまっすぐ整えた材料に、墨付けしたい距離のところにゲージを合わせます。あとはゲージを滑らしながら線を引くだけで平行の線が簡単に引けます。このゲージを持っていなかった時は端と端に点を打って定規で繋げるという面倒な方法をとっていましたが、この作業が一瞬でできます。
同じ墨付けの物を複数作る時に大活躍
椅子やテーブルなど同じ仕口が複数存在する墨付けの場合、まとめて墨付けできます。同じグループに分けておけば効率的に仕事ができます。椅子など何脚も同時に作る時は複数持っているとより効率が上がります。
作りが素晴らしい
10年以上前にケガキゲージpico という普通のラインナップの廉価版を購入しました。小さなサイズですが軽くて小回りが効くので今でも重宝しています。10年経っても全くへたれることなく使えています。距離を決める可動部分はガタつきが無くスムーズに動きます。ここの動きがぎこちないと任意の位置で固定できません。昔安いノギスを買った時にガタついて位置が決まらず使うのをやめました。ガタつかないけどスムーズにに動くという絶妙な加工が施されています。
最初に購入するのはpicoがおすすめ
pico はとにかく軽くて使いやすいです。10センチ(実際には12センチまで測れます)と短いですが、仕口を作るには十分な大きさです。ただ廉価版なので普通版の様にメモリ部分にシルバー加工がされていません。ステンレスそのものにメモリが切ってある為、光の加減で数字が光って読みにくい時があります。左がpico、右の普通版に比べると数字が見にくいです。目の良い人はあまり関係ないかもしれません。
一度使ったら手放せなくなる最良の道具の一つです。
ゲージとしては安くはないですが、利便性を考えると決して高いものではないと思います。
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無垢の木で作るオーダー家具工房|WOOD STUDIO KUZE'S(ウッドスタジオクゼーズ)
WOOD STUDIO KUZE'S(ウッドスタジオクゼーズ)では無垢材を使用した
家具の制作・販売を行っております。素材も塗料も天然のものを使用する
ため独特の手触りや風合いがあり、こだわりのある生活を送りたい方に
おすすめです。オーダーメイドで作る品の他木製スプーンなどの小物は、
プレゼントや贈り物としても人気があります。
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