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蟻組の作り方② オス形編 

蟻組のオスの制作、メスの蟻形を使って慎重に加工します

 

メスの蟻形が仕上がったので、オスの制作に入ります。

オスの方は定規で測って墨付けせずに、メスの蟻形をテンプレートにして写します。

 

オスの墨付け

 

一般的にメス形は側板に加工します。側板の左右の片側に一つずつ作ります。

オス形は側板のメス形を嵌めるようにようにしますので、板の両端に作ります。

メス形を加工した側板は、手加工のためそれぞれ微妙に形が異なります。

そのため、どちらがオスの板の右になるのか、左になるのかを決めます。

左右の位置が決まったらメス形をオスの板にそれぞれ写します。

写真のようにクランプで固定してメス形のアウトラインをオスの板の木口に写します。

その時セッティングがずれないように注意します。

 

 

木口に墨付けが完了しましたら、木口の線の端から板面の方に直角線を引きます。ミニスコヤを使うと便利です。

表裏に線を引きます。蟻は台形ですので、表裏の線の位置は異なります。

 

 

線が引けましたら切り抜く方に鉛筆で色を塗っておきます。

鋸入れする際に残す側に墨線が残るよう切ります。

残す側を切らないように注意しましょう。

面倒ですがはっきり塗っておくことでどちら側を切るか一眼で分かるのでミスを防げます。

 

 

切り抜く境界の部分は毛引や白引きでしっかり切り込みを入れます。

写真は上面なので切り込まない部分があるので慎重に行います。切り込んでしまうと消すことができませんので要注意です。

 

 

 

鋸入れ

 

鋸入れは銅付き鋸を使います。

深く切り過ぎないようにストッパーを付けておくと良いでしょう。

ストッパーは薄板で簡単に作れます。背金に当たるように専用の厚みのものをつくります。

マイクロクランプで止めればOKです。

 

 

鑿入れ

 

鑿入れはメスの時と同様に線の1ミリほど手前から入れます。

 

 

表裏均等に掘ります。

 

 

全て完了、綺麗に仕上がりました。

 

 

次はいよいよ嵌め込みです。

 

 

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