WOOD STUDIO KUZE’S WOOD STUDIO KUZE'S(ウッドスタジオクゼーズ)では無垢材を使用した家具の制作・販売を行っております。素材も塗料も天然のものを使用するため独特の手触りや風合いがあり、こだわりのある生活を送りたい方におすすめです。オーダーメイドで作る品の他木製スプーンなどの小物は、プレゼントや贈り物としても人気があります。

両開き扉の本棚の扉の制作 加工方法

両開きの扉の制作 框組(かまちぐみ)の加工方法

 

高さ1800㎜ 幅800㎜ 奥行430㎜の本棚を制作しています。

アメリカンブラックチェリー材で制作します。

扉は框組で、5ミリの厚さの板硝子が入ります。

ガラスサイズが約1650㎜×300㎜で重さが5キロほど、框の枠と合わせて片側で10キロですので、両側で20キロになります。かなり重たいのでしっかりしたものにしなければいけません。

その本棚の両開き扉の作り方について説明したいと思います。

 

 

端材で見本を作って確認します

 

ガラスの入る扉なので、ガラス受け用の段付けが必要になります。その為ホゾ組部分の加工が複雑になります。

オーダー制作なので、大きさや板の厚みなど細かい調整をしています。その時その時で仕口の加工方法を考えながら決めていきます。今回の場合は縦板は太く横板は細くというオーダーでしたので、それに適した方法を考えました。

ホゾの太さや位置などを確認するために、いきなり本番加工するのではなく見本を作ります。

大体想像できるものは必要ないのですが、今回の様に複雑な仕口で想像しづらい場合はまずは練習も兼ねて見本を制作するようにしています。参考の資料にもなるので無駄にはならないです。

チェリーの無垢材を使用しますので、いきなり本番加工して失敗しては元も子もないので慎重に作業をします。

 

墨付けします。
ガラスを収める部分があるため、胴付きの部分の位置が表裏で違います。
通しホゾにしました。

 

見本を少し修正して本番へ

 

先程の見本を参考に、見直す部分を修正して本番の加工をしていきます。

 

毛引でしっかり筋をいれておきます。
ガラスを収めるのでホゾは複雑な形になります。
ホゾ穴の墨付け、ケガキゲージが活躍します。
小根付きの通しホゾです。
仮組み完了

 

複雑な組手ですが、まだ馬乗りでないのでやさしい方です。

関連情報

無垢の木で作るオーダー家具工房|WOOD STUDIO KUZE'S(ウッドスタジオクゼーズ)

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