WOOD STUDIO KUZE’S WOOD STUDIO KUZE'S(ウッドスタジオクゼーズ)では無垢材を使用した家具の制作・販売を行っております。素材も塗料も天然のものを使用するため独特の手触りや風合いがあり、こだわりのある生活を送りたい方におすすめです。オーダーメイドで作る品の他木製スプーンなどの小物は、プレゼントや贈り物としても人気があります。

ビスケットジョイナーについて、使い方や特徴をまとめてみました

 

ビスケットジョイナーはとても使い勝手の良いおすすめの工具です

ビスケットジョイナー(ジョイントカッター)とは、板同士を接合するときにビスケッチップというジョイント材を入れる為の溝切りをする工具(電動工具)です。ビスケットジョイナーとビスケットチップはセットで使用します。用途として、板の横矧ぎや角度の付いた留めの部分、ホゾ等様々な方法で使える便利な工具です。

使い方は簡単、ビスケットジョイナーで板の接着部分に溝を入れ、その溝にビスケットチップというブナ材を圧縮したチップを入れて使用します。チップと溝、板の接着面にボンドを塗りクランプで圧着します。ビスケットチップは圧縮している為ボンドの水分で膨らみます。膨らむことによりきつく締まり、強く接合できます。当工房では主に板同士の横矧ぎをする際に使います。

 

 

ビスケットジョイナーを持っていない時は、いも矧ぎか雇い実を入れる方法で横矧ぎをしていました。

いも矧ぎは木端を平に整え中央に透かしを入れそのまま剥ぐ方法です。ボンドを付けてクランプで圧着する際接着面が平なのでにゅるにゅる動いてしまいます。それを抑える為外側にバックアップを作ったり、矧ぎ目をクランプで押さえたり、接着する際の手間がものすごくかかります。ボンドのオープンタイム(固まり始めるまでの時間)もあるので段取り良く作業をする必要があります。雇い実は通し溝をお互いの木端に堀り、その溝にちょうど埋まるサイズの実(プレート)を埋め込む方法です。目違いは出にくいですが、ルーターで溝を掘ったり実を加工したり手間がかかります。どちらの方法も手間がかかるのですが、ビスケットジョインターを使えばその手間が一気に省けます。合いマークを付けたりジョインターで溝を開けたりする手間はありますが、その後の接着の苦労を考えると微々たる物です。

板矧ぎは反りの修正や余剰ボンドの拭き取り作業など作業の工程が多いので、少しでも手間が省ける方法が良いと考えます。ビスケットジョイナーを使えば、手間も時間省け仕上がりも良くなります。

 

ビスケットジョイナーの仕組みについて

ビスケットジョイナーの形状は手持ちのディスクグラインダーによく似ています。

実際ディスクグラインダーをビスケットジョイナーに改造して使っている方もいるようです。

↓SuperTechsanさんの動画です。

ディスクグラインダーで説明すると、円盤(刃)を覆い隠すようなケースがあり、その先に直角のベースがあります。

ベースを切りたい箇所に押し付けるとケースが動いて歯が出て切れるという仕組みです。

ケースはバネで戻るようになっているので、刃を抜くと同時に刃が隠れます。刃が剥き出しにならない安全な構造になっています。

 

使い方について

ビスケットジョイナーは、ビスケットチップを入れる高さや深さを任意で決められるように作られています。

高さはベースが上下するように作られていて、深さはビスケットチップのサイズに応じて変更できます。

接着したい物同士に合いマークの線を付けます。合いマークがジョイントカッターの中心の位置になります。

ジョイントカッターのベースの中心には切り込みや赤い線が入っているのでその位置とアイマークの線が合うように合わせまます。切る際に大切なことは水平に動かすということです。斜めに入ったりぶれてしまうとビスケットが傾いたり緩くなってしまいます。ベースが短いので安定しにくいですが、自分の場合は左手でベースをしっかり押さえ、右手は本体の後方を持ち水平に動かします。本体に備わっているハンドルはほとんど使いません。工具自体が重いので後方を持った方が安定すると思います。慣れてくると水平か傾いているか感覚で分かります。感覚には個人差があるので、色々と試して良い方法を見つけると良いでしょう。接着するもの両方の板にビスケットジョイナーで溝を入れます。

 

 

 

ビスケットチップとボンドを入れて接着します

ボンドをビスケットジョイナーで開けた溝と接着面に塗ります。接着するもの両方に塗ります。

片方の溝にビスケットチップを入れて押し込みます。半分出たビスケットチップにもボンドを塗りもう片方の板を差し込みます。

その際板に記した合いマークが一直線になる様ズレないように注意します。位置が決まったらショックレスハンマーなどで最後まで叩いて入れます。その後クランプで圧着して余剰のボンドを拭き取ります。

 

 

 

ビスケットチップについて

ビスケットチップはラグビーボールの様な形です。この形状はビスケットジョイナーのカッター刃のアールの形状と同じです。

ブナ(ヨーロッパビーチ等)材を圧縮して作られています。圧縮しているためボンドを入れた時にボンドの水分で膨張してきつく締まってくれます。

 

ビスケットチップのサイズについて

ビスケットのサイズは#0 #10 #20の3種類あります。ポーターケーブル社のものは#0の下にFFという更に小さいものがあったと思います。必要な強度やスペース、厚みに応じて使い分けると良いでしょう。当工房では板矧ぎメインで使うので#20を主に使用します。

 

 

当工房のビスケットジョイナー

マキタの充電式のビスケットジョイナーとプラグ式のlamello(ラメロ)のビスケットジョイナーを使っています。

どちらも良い機械です、使用状況に合わせて使い分けています。

 

 

マキタの充電式のビスケットジョイナーについて

当工房のマキタのビスケットジョイナーはPJ180DZです。

流石にマキタの製品なのでとても良くできていると思います。

充電式はこの機種しかありません(2021年7月現在)

 

 

メリット

・なんといってもコードがないところです。コードがないのでどこでもすぐに使えます。

・機械に異常な負荷がかかると自動的にストップします。バッテリーとモーター負荷を軽減してくれます。

・18ボルトなのでそこそこのパワーがあります。

・フェンスの高さがダイヤルで調整できます。

・マキタのバッテリーと充電器を持っていれば本体は割と安いです。

・バッテリーは他のマキタの工具のものと共用できます。

 

デメリット

・充電が割と早く減る。(バッテリーが新品なら持ちが良いと思います。)

・機械自身の重心が悪い。バッテリーが機械の後方についているため重心が後ろ気味になってしまう。

・フェンスが短いのでホールドしにくい。

 

lamelloのビスケットジョイナーについて

当工房のlamelloのビスケットジョイナーはTOP20S3です。

ビスケットジョイナーを最初に作った元祖のメーカです。

小豆色のボディーカラーが特徴です。

 

 

メリット

・プラグ式なのでハイパワー。

・重心が良いので安定感があります。

・作りがしっかりしています。

・刃の高さの微調整ができます。

 

デメリット

・値段が高い。

・フェンスの高さ調整がダイヤル式ではない。

・コードが邪魔。

・集塵袋にクズが行きにくい。(樹種にもよるかもしれません。)

 

まとめ

板同士の接合にとても良い工具ですが、ビスケットチップを購入する必要があるので若干コストがかかります。1枚10円程度なので接着の手間やその後の強度を考えるとそれほど高いものではないかもしれません。少し使い方にコツがいりますが、慣れれば簡単です。

マキタ製品のバッテリーを持っている方は共用出来るので、マキタの充電式がおすすめです。また、外に持ち出して使う方もバッテリー式が良いでしょう。バッテリーの消耗が早いので予備バッテリーもあると良いと思います。

室内作業で多用する方はプラグ式が良いでしょう。マキタからもプラグ式が販売されています。

自分が一番最初に所有していたビスケットジョイナーはpeawoodのものでした。値段が安価なので精度は良くなく修正しながら使っていました。この機種でビスケットジョイナーの使い勝手の良さを知りステップアップしていきました。

価格はピンキリで多くのメーカーから出ています。値段は作りや精度は比例していると思いますので、使い方に応じて選んでみると良いと思います。これから購入を検討している方の参考になれば嬉しいです。

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