WOOD STUDIO KUZE’S WOOD STUDIO KUZE'S(ウッドスタジオクゼーズ)では無垢材を使用した家具の制作・販売を行っております。素材も塗料も天然のものを使用するため独特の手触りや風合いがあり、こだわりのある生活を送りたい方におすすめです。オーダーメイドで作る品の他木製スプーンなどの小物は、プレゼントや贈り物としても人気があります。

葉山のお客様宅へキッチンボードの納品に伺いました

 

去年の11月にお話をいただいたキッチンボードが完成して、晴れて8月26日に納品となりました。とても素敵な出来栄えです。

色々探し回ってようやく見つけてた飛騨高山産のクルミの無垢材、褐色の色味が深めでとても良い色合いです。部位によってはブラックウォルナット!と思うくらい深い色味の物もありました。そんな素敵に仕上がったキッチンボード、お客様の元にお届けいたします。

納品から約一ヶ月ほど経ちますが、9月に入ってもバタバタしておりようやく納品の記事を書くことができました。

 

加工組み立ての記事はこちらから

 

キッチンボードの制作 製材、板矧ぎ、加工、組み立

 

最終的に納品日の朝に完成しました

9月に入り一時涼しくなり秋めいてきた思いきや、下旬の今はちょっとまた暑くなってきました。

納品日は8月26日だったので今よりもっと暑く、夏らしい良い天気でした。

納品日の朝まで細かい調整や不備がないかをチェックしながら作業をしてようやく完成しました。

大きな家具なのでチェック作業は時間がかかります。細かい傷などはヤスリで整え、凹みはアイロンで戻したり朝からバタバタでした。

 

トラックに積み込みいよいよ出発へ

最終チェックの途中ですが、一旦8時にレンタカー屋へトラックを借りに行きます。

ローボードの方が長さ2.5メートルを超えるので2トン車を借りました。

余談ですが今新規で普通自動車免許を取得しても2トン車は乗れないそうです。2トン車を乗るには限定解除が必要のようです。2トンの免許大丈夫ですか?と借りる時に受付で聞かれて初めて知りました。調べると平成29年3月12日から変更になったそうです。8トンまで乗れる免許を持っていますが、(普通免許で勝手についてくる時代に取得)2トン車も普段乗らないので緊張です。8トンってほとんど大型ですよね。絶対に乗れません。

チェックを終えていよいよ積み込み、荷台が広いのであっという間に積み込み完了!いざ出発です!

 

 

葉山の新築のお宅へ出発します

新築のお宅に納品なので、粗相の無いように養生など色々準備して積み込みました。

高速で飛ばされないようにシートを被せロープでしっかり締めて準備万端!

子供を長柄町の友人の宅に預け圏央道からアクアラインを抜け神奈川県へ。

横浜横須賀道路の逗子から逗葉道路に抜けると近いのですが、崩落で通行止めとお客様から連絡があり、逗子の先の横須賀で下りるルートで葉山まで行きました。

葉山と聞くと御用邸と言うイメージがあり、質の高そうな勝手なイメージがあります。←あくまでもイメジです。

千葉の開けた平坦な感じではなく、丘陵地に住宅が立ち並んでいる感じです。

入り組んだ路地に慣れない2トン車。冷や汗をかきながら何とか到着しました!

 

 

いよいよ搬入します

トラックを住宅の掃き出し口に着けて搬入します。

お客様と建築士の伊原さんにも手伝ってもらい運び込みました。

掃き出し口からストレートにキッチンまで抜けているので搬入はとても簡単でした。

ピッタリ収めるために微調整をして設置完了!

 

 

 

板組でスッキリとした見た目ですが、構造はタフです

キッチンボードの基本構造は板で組み上げるパネル構造です。柱組みに比べスッキリした見た目になりますが、使う木材の量としては柱組よりもたくさん使うためその分重くなります。

板組なので大枠のジョイント部分はWOOD STUDIO KUZE’S自慢の蟻組で制作しています。ちょっとやそっとじゃ壊れない強靭な造りです。板組で制作していますので、造りは強靭ですが見た目はスマート、板組で制作すると幕板など無くなるのでスッキリスマートな見た目になります。建築士の伊原さんとのコラボで制作したキッチンボード、とてもシンプルなデザインでお部屋のイメージとマッチしたものになりました。

 

 

2セクション(2ピース)の作りになっています

キッチン側とリビング側と2つのセクションに分けて2ピースで制作しています。

向かって、左の扉のボードがリビング側、右の引き出しのボードがキッチン側です。

2つのボードを並べて設置します。それぞれの長さが1800mmと2550mm、合わせると横幅が4350mmです。

 

 

引き出しの収まりを工夫しました

キッチン側の引き出しの上段トップの収まりを工夫しました。

このボードの天板には電子レンジやコーヒーメーカーを設置する予定と聞いていました。

左の扉と右の引き出しの収まりをアウトセットに統一という方向にデザインが決まりました。

しかし、キッチン側の引き出しをアウトセットにした場合、一番上の段引き出しは閉めた時に天板の外側に収まる形になります。そうなると液体や、細かい粉などをこぼした場合引き出しの中に入る恐れがあります。

この点を見直して、伊原さんと相談したところ、天板と引き出しを留めにするという方法を提案していただきました。加工は大変になりますが、使い勝手を優先にしました。留めの具合はツンツンの留めにせず、少し丸みを帯びた優しい感じにしました。

 

天板の45度の加工は1800mm通しなので大変でした。

 

 

たくさんのものを収納できます

キッチン側の引き出しは合計で8杯。

食器やリネンなど色々収納できます。

最近は引き出し式の方が食器の出し入れがしやすいということで、人気のあるスタイルです。

3段のスライドレール式で奥の方まで引き出せます。しかもソフトクローズ式なのでバタンとなりません。

右下の引き出しは一升瓶などが入るように高さを出しています。こちらもソフトクローズです。

リビング側の扉もソフトクローズです。観音開きの3連扉です。

真ん中と右は可動棚も入っています。

 

 

 

他のものと馴染むようなデザインです

白壁にステンレス製のキッチン、そこに木製のキッチンボード、それぞれ違う素材ですが彩豊かに調和していると思います。

トータルで見た時に全体が整うように考えて設計されていると思います。この空間の仲間に入れてもらえて家具も喜んでいると思います。何もないところから想像を膨らませて形にしていくのですから、建築士さんの想像力はすごいと思います。他のお部屋も見せていただきましたが、使う人に寄り添った優しい造りでした。

 

 

このような経験ができて作り手としてのスキルが一段上がっと自負しております。またこのような良い仕事ができることを願い日々研鑽していきたいと思います。

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